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『水彩画・花のある風景の描き方』初心者にも分かりやすく徹底解説!

 

 

こんにちは!水彩画家の矢野元晴です。

今回はギリシャ旅行で撮影したギリシャサントリーニ島に咲くブーゲンビリアを入れた風景を描きた

いと思います。エーゲ海を代表する華やかな花です☺️

リゾート感あふれる開放的なムードで描いて行きたいと思います!

早速行ってみましょう!

水彩画・花のある風景の描き方動画はこちら

 

5分動画ですが下書きから完成まで短めに説明しております。ご参考までに

水彩画・花のある風景の描き方:スケッチ(下描き)

まずは建物のアウトラインから

高くそびえ立つ白い塔が印象的ですね。日本ではなかなか見ない珍しい教会です。まずは全体のアウ

トラインを大まかに捉えます。全体像が掴めるとスケッチもしやすいです。

ギリシャは教会が多く、ギリシャ正教というキリスト教系の教会がメインです。

人物でアイキャッチを作ります

人物を入れると風景に物語や動きが生まれます。僕は人物を入れてストーリーを作るのが好きです☺️

今回は犬連れのカップルを入れてみました。皆様もぜひ雰囲気ある点景を絵の中に入れてみましょ

う。絵作りを行うことを『アーティストライセンス』と言ったりもします♪

水彩画・花のある風景の描き方:ファースト・ウオッシュ(平塗り)

 

まずは空から

 

今回は紙の白地をどう活かすかが一つのテーマになります。

水彩は紙の白が一番明るいのでこれを活かすように描くのが水彩画の醍醐味です。

建物を塗り残しながら空のグラデーションを入れます。濡れてる間にテッシュで絵具を拭き取り、

雲を作ります。乾いてしまうと拭き取れないので素早くやるのがポイントです。

空:コンポーズブルー

ブーゲンビリアを入れてアクセントに!

ブーゲンビリアは絵を華やかにしてくれます。水彩は一発目の色が一番綺麗ですので重ねすぎると

汚れてきます。ですので濃いピンクを一発で決めることが大切になります。

ぜひ華やかに思い切り入れてみましょう!

ブーゲンビリア:オペラ

地面:ラベンダー+ニュートラルチント+オペラ

 

水彩画・花のある風景の描き方:バルール(影入れ)

遠景から影を入れていきましょう!

遠景はソフトエッジで白を塗り残しながら影を入れていきます。遠くの方をぼやかすことで距離感が

生まれます。影は途切れずに繋げながら入れないと筆跡が残り、汚れやすいです。

 

近景の花の影を入れます

今回は左上からの光に変え、斜めの影を入れることで奥行き感を演出します。

影はイメージして作る事で絵をドラマチックにしてくれます。ブーゲンビリアの長い影を想像しなが

ら入れてみましょう!筆跡が残って汚くならないように素早く塗ることがポイントです。

影色:ウルトラマリンブルー+オペラ

水彩画・花のある風景の描き方:ディテール(詳細・完成)

中景を描き込む

主役は中景になりますのでここの描き込みが一番大切になります。

教会の窓を入れ、樹木や葉、車などを入れていきます。窓は奥行きが感じられるように塗り潰しすぎ

ず、少しぼかしながら塗るのがポイントです。

 

樹木、葉:パーマネントイエロー+ウルトラマリンブルー

窓:バーントシェンナ+ニュートラルチント

 

近景を描き込む

 

主役の教会へ目線を誘導させるためのアイキャッチとして人物を入れます。

犬の散歩をしながら楽しそうに会話しているカップルを想定しました。手前に大きな影を入れる事で

前後感が生まれ、中景に目が行きます。いかに主役に目線を誘導させるかという絵作りが大切です。

 

女性の服:オペラ  男性の服:コンポーズブルー

顔、腕:ピロールオレンジ+バーントシェンナ

車のライト:ブリリアントオレンジ(ガッシュ)

水彩画・花のある風景の描き方:ギリシャ料理について

〜ギリシャ料理の特徴〜

・オリーブオイル

アテネ、テッサロニキ、エーゲ海の島々など巡りましたがほとんどの食材にオリーブオイルが

使用されてました。風味もよく、健康にも良いのでギリシャ人に素敵な人が多いのはこのオリーブ

オイルのおかげでは!?と思いましたー。オリーブはお酒のおつまみにも最高です!

帰りの空港でお土産でたくさん買いました笑

 

・チーズとヨーグルト

サラダにはチーズが多かったです。ギリシャには何十種類のチーズがあり、コクのあるものやしょ

っぱいもの、甘いものなど様々な味があり、お店によって味わいが違いました。

食べすぎて胃もたれを起こしてしまいました笑

ヨーグルトも絶品です!

 

・新鮮な食材

トマトやズッキーニ、ほうれん草、ナスなどの野菜や新鮮な魚介がメインです。地中海は食材の宝庫

ですね!

 

・シンプルな調理法

割と煮る、焼くなどの素材の味を活かすシンプルな調理法が多く、日本料理と似てました。

日本人の口にも合うと思います!

 

・共食の文化

ギリシャの様々なレストランを巡りましたが家族や友人が集まって一緒に食べてる方が多く、食事が

社交の場となっておりました。メゼと呼ばれる小料理が多く用意され、皆でシェアしながら楽しむの

が通例のようです。ギリシャ料理は健康的な側面から、地中海食としてのバランスのとれた食事法と

して世界中に注目されておりますね。

 

水彩画・花のある風景の描き方:サントリーニ島について

・独特の景観

サントリーニ島は、約3600年前の火山噴火によって形成された大きな窪地=カルデラが特徴です。

急な段崖に並ぶ白い家々はサントリーニのシンボルになっております。

あまりの美しさで僕も写真を撮りまくりました!

・美しい村々

〜フィラ〜

崖に沿って建てられた白い家々や多くのレストラン、ショップが特徴です。

〜イア〜

有名な白い建物と青いドームの教会が並ぶ風景が特徴です。

・歴史と文化

サントリーニ島のアクロティリ遺跡はミノア文明時代の都市遺跡で『エーゲ海のポンペイ』とも呼ば

れています。古代ティラの遺跡もあり、ギリシャ・ローマ時代の劇場や建物を見ることができます。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

サントリーニ島は夕景も美しく魅惑の街でした。新婚旅行で訪れる方も多いです。

特に白い壁と青い海のコントラストは最高ですね!

また訪れたい街の一つです。

みなさんもいつか旅行してみてくださいね♪

 

ではまた次のブログでお会いしましょう!

 

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