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『水彩画・海の見える風景の描き方④』初心者にも分かりやすく解説!

 

こんにちは!水彩画家の矢野元晴です。

今回は海の見える風景の描き方をテーマにレクチャーしていきたいと思います。

今回の題材は南紀・白浜!

それでは早速行ってみましょう!

水彩画・海の見える風景の描き方動画はこちら

 

 

5分動画ですが海の見える風景の描き方を下描きから完成まで短めに説明しております。

ご参考までに

 

水彩画・海の見える風景の描き方:スケッチ(下描き)

水面からスケッチ

水面からスケッチ。画面の半分以上は海となります。

大きく楕円を描きましょう。

全体をスケッチ

 

全体の建物や山などを入れて完成。

アウトラインを追いかけるのがポイントです。

 

水彩画・海の見える風景の描き方:ファースト・ウオッシュ(平塗り)

空からウオッシュ

上から下に向かってウオッシュします。

建物は塗り残します。

 

空:コンポーズブルー

海をウオッシュ

海を一発で決めると良いでしょう。

濃い色をしっかり入れてウオッシュするとフレッシュです。

 

 

地面:ジョンブリアン

水面:ウルトラマリンブルー

 

水彩画・海の見える風景の描き方:セカンド・ウオッシュ

山を塗る

建物の形を綺麗に残しながら山を入れます。

ネガティブシェイプが大切です。

山:ウルトラマリンブルー+パーマネントイエローディープ

 

水彩画・海の見える風景の描き方:バルール(影入れ)

山の影を入れる

山の影を入れてメリハリを出します。

緑の暗部:ウルトラマリンブルー+パーマネントイエローディープ+ニュートラルチント

 

建物の影を入れる

建物の影を入れてメリハリを出します。

光が左から来ているので右側に建物の影を入れていきます。

 

ホテルの影:ウルトラマリンブルー+ピロールレッド

地面の影を入れる

地面の影を入れてメリハリをつけます。 影の長さや方向性に気をつけましょう。

 

地面の影:ウルトラマリンブルー+ピロールレッド

水彩画・海の見える風景の描き方:ディテール(細部・完成)

建物の窓を入れる

リズムをつけながら窓を入れます。

 

窓:ウルトラマリンブルー+ニュートラルチント

砂浜に人物を入れる

大中小と人物を入れ、画面に動きを出します。

人物を入れることで画面に遠近感やリズムを出します。

服も色々な色を入れると良いでしょう。

 

 

ヤシの木を入れて完成!

ヤシの木を入れて完成。

葉っぱの隙間のディテールに気をつけましょう。

 

ヤシの木:ウルトラマリンブルー+パーマネントイエロー

白浜について(歴史・文化・食)

 

南紀白浜の歴史と風景を楽しもう!~水彩画で描きたくなる風景の描き方もご紹介~

白い砂浜に透き通った海、そして美しい夕焼け。**南紀白浜(なんきしらはま)は、和歌山県を代表する観光地として知られていますが、その歴史もまたとても魅力的です。この記事では、南紀白浜の歴史をひも解きながら、旅先で出会える風景や、それを水彩画で描く方法(描き方)**も紹介します。

南紀白浜ってどんな場所?

南紀白浜は、紀伊半島の南西部に位置し、太平洋に面した海岸リゾート地です。「南紀」は紀伊半島南部を指す地域名で、「白浜」はその名の通り、白い砂浜が広がる美しい海岸のことを指します。

実はこの白い砂浜、「石英砂」と呼ばれる非常に白くて細かい砂から成っています。この砂はガラスの原料にも使われるほど純度が高く、全国でも珍しい存在なんです。

古代から続く癒やしの地、白浜温泉の歴史

南紀白浜の歴史を語る上で欠かせないのが「白浜温泉」。なんとその起源は**飛鳥時代(7世紀)**にまでさかのぼるといわれています。

当時、天皇や貴族たちが訪れて湯治を行っていたという記録も残っており、日本三古湯の一つとして有名です(他は道後温泉、有馬温泉)。

江戸時代になると「湯崎七湯」と呼ばれる7つの源泉が人気となり、旅人の癒やしの場として発展しました。

パンダとリゾートと風景の魅力

現代では、アドベンチャーワールドのパンダや、白良浜、円月島、千畳敷、三段壁といった美しい海岸線が有名です。特に**円月島(えんげつとう)**は、夕陽が島の中央にある穴を通る光景が絶景で、風景画のモチーフとしても人気です。

水彩画で描きたい!白浜の風景の描き方

白浜の風景は、水彩画にぴったりな明るく透明感のある景色が特徴です。もし、旅行先でスケッチしたり、写真を元に描くときは、以下のポイントを意識してみてください。

1. 空と海のグラデーション

空と海の青のグラデーションは、南紀白浜の風景を表現するカギです。コバルトブルーやウルトラマリンブルーを薄く重ね、水のにじみを活かして描くのがおすすめです。

2. 砂浜はベージュ系ではなく「白」を活かす

白良浜の砂はほぼ白。塗るというより「紙の白を残す」意識で描くとリアルになります。影にはほんの少しグレーやブルーを入れると立体感が出ます。

3. 岩場や島は筆のタッチで変化をつける

円月島や三段壁などの岩場は、ドライブラシで岩の質感を表現すると迫力が出ます。

カスタネット風の大胆なタッチも似合います。

 

南紀白浜の歴史と風景を水彩画で楽しもう

南紀白浜は、1300年以上の温泉の歴史を持ちながら、現代でも美しい海と自然、そして動物たちが楽しめる魅力あふれる場所です。その豊かな風景は、水彩画で描くことでさらに深く味わうことができます。

旅先の思い出を写真だけでなく、自分の手で描いて残す――そんな体験を通じて、歴史と風景を心に刻む旅をしてみてはいかがでしょうか?

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか

和歌山の白浜は新婚旅行やドラマでも使われる素敵な観光スポットです!

ぜひ訪れてみて下さいね。

ではまた次のブログでお会いしましょう!

 

※私は鎌倉で水彩画教室も開催しております。

 体験無料です。(画材貸し出しあり)

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 初心者の方でも大丈夫です! よろしければぜひご連絡ください。

 

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