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『水彩画・ベニス路地風景の描き方』初心者にも分かりやすく解説!

こんにちは!水彩画家の矢野元晴です。

本日はベニスの何気ない裏路地をスケッチしたいと思います。

印象的な風景に出会いました。

水彩画・ベニス路地風景の描き方動画はこちら

5分動画ですがベニスの路地風景を下書きから完成まで短めに説明しております。ご参考までに

水彩画・ベニス路地風景の描き方:スケッチ(下描き)

画面中央をフォーカルポイントに全体をスケッチ。

人物の目線は揃えます。

中央前後に人物を配置することで空間に動きを出します。

水彩画・ベニス路地風景の描き方:ファーストウオッシュ(平塗り)

まずは空と壁をウオッシュ

まずは空を入れて全体をウオッシュします。

テントは塗り残し、地面まで塗り切ります。

             絵の具と水分量に気を付けましょう。

空:コンポーズブルー

壁:イエローオーカー

地面:ラベンダー+イエローオーカー

赤テントを塗ります

赤いテントを強く入れます。

乾くと薄くなるので乾いてちょうど良い濃さをしっかり入れます。

手数を少なくして一発で決めると綺麗な仕上がりになります。

赤テント:ピロールレッド

屋根:ピロールオレンジ

 

水彩画・ベニス路地風景の描き方:バルール(影入れ)

遠景から影を入れていきます

遠景の建物はシルエットで省略します。

テント下は暗くしてメリハリをつけます。

人物を塗り残しながら暗い色を入れることで浮き上がってきます。

(ネガティブペインティング)

遠景の建物:ラベンダー+イエローオーカー

テント下や壁に映り込んだ影:ウルトラマリンブルー+ピロールレッド

 

次は近景の影を入れます

大きい影は画面をダイナミックにしてくれます。

濃い影を勢いよく一気に入れましょう。手数が増えると汚れますので一発で入れるのがポイントです

影:ニュートラルチント+ウルトラマリンブルー+ピロールレッド

水彩画・ベニス路地風景の描き方:ディテール1(細部・完成)

人物や窓を入れて全体のディテールを整えます。

ポイントとして主役の人物、脇役の人物と描き込みに差をつけると良いでしょう。

また人物の服もいろんなカラーにすると変化があって面白いです。

人物は顔を小さく、足を長くするとスタイリッシュでかっこいいです。

水彩画・ベニス路地風景の描き方:ディテール2(細部・完成)

街灯や人物の詳細をさらにつめて完成。

省略と強調が大切です。

地面の線はパースに合わせて引くと奥行きがでます。

主役と脇役、省略と強調、描くべきところと描かないところなど画面全体のメリハリが大切です。

水彩画・ベニス路地風景の描き方:ベニスの街歩き

ベニスの何気ない街角は素敵ですね。

ドラマチックです。

ここは有名なアーティストが題材にする場所の一つです。

コントラストが美しい!

                古い建物に味わいを感じます。

知らなかったのですがベニスの国旗も存在するみたいです。

一番右の国旗がベニスの国旗です。

 

ベニスの国旗はライオンのマークが可愛いですね。赤色がかっこいいです!

この旗は、かつてのヴェネツィア共和国(697年から1797年まで続いた海洋国家)

の象徴として使われていました。

現在でもベネチア市の象徴として掲げられることがあります。

素敵ですね!

裏路地散策

路地の中には、観光ガイドにはない小さな教会、地元の工芸品店、古びた井戸、そして

素朴なレストランなどがあります。

例えば、地元で作られたムラーノガラスやレース製品を販売するお店があったりと面白いです。

ベネチアンガラスを作っているご夫婦に出会いました。

奥様は日本人で旦那様はイタリア人で仲が良さそうでした。

ベニスに移住して長いそうです。

 

路地を歩くと突然、小さな橋や水路に出会います。

この水と石畳のコントラストが、ベネチア独自のロマンチックな情景を生み出してますね。

 特に夕暮れ時や夜には、水面に街灯が映り込むので幻想的な雰囲気に包まれます。

 水路は旅情感が出ますね。ドラマチックです。

              ここの水路にある建物は昔監獄だったそうです。

とても思えないですね!

ベニスは何気ないところが全て絵になりますね。

 

 

斜陽が美しいドラマチックな一コマ。

   ベネチアの路地は、非常に狭く、曲がりくねった通りが多いですね。

  一部はわずか1メートルほどの幅しかないほどです。

まるで中世時代にタイムスリップしたかのような気分になります。

     ベネチアの路地は迷子になりやすいですがその迷子になると新たな発見がまた面白いです

     新たな発見があり、どこに続いているのかわからないドキドキ感がベネチア散策の醍醐味

     といえます。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

ベニスは街全体が生きた芸術作品のようです!

今回ゴンドラは乗れませんでしたが次回来た時には水面からの景色も撮りたいと思います!

様々な出会いや発見があるので予定を詰め込みすぎず、気ままに歩き回るのがおすすめです!

 

ではまた次のブログでお会いしましょう!

 

 

 

 

 

 

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